イングランドのスクーターショップ「サレー スクーターサービス」が、フォークのアッセンブルに関して、
非常に分かり易い動画を公開しています。
書籍では分かり辛い方もいらっしゃるかと思いますが、こうやってビデオでみてみると、仕組みも分かり易いですね。
また、フォークスプリングを圧縮するための特殊工具ですが、欲しい方はランブレッタを扱うショップさんに取り寄せて頂くなどされると良いかもしれません。
もちろん、これはあくまでも簡潔に組み付け方法を解説しているもので、適正に組み付ける為の作業
(フォーク深度の内部計測・フォークリンクブッシュのスムーズな可動調整・フォークリンクの平行出しなど ※1)は
別途必要になるかと思いますが、作業の手順は、非常に分かり易いので、参考にされてみて下さい。
注 : 後期SX/GPなど、フォーク内部のパーツや、フォークバッファー(ラバー)が違うタイプもありますが、
作業の参考にはなるかと思います。
※1 : この辺りの解説はカシラプロダクトブログ左側のサーチで「スイングアーム」で過去ログを検索を参照されて下さい。
Li3_fork/rebuiel
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(c)
Surrey Scooter Services UK
先日もお知らせ致しましたが、スクーター・モーターサイクルジャーナリストの
スティッキー氏が手掛ける、全てのランブレッタ乗りのバイブルともいえる、
「スティッキーズ・マニュアルver.2」がもう間もなくリリースされるそうですが、
内容に関する詳細が分かりましたので、改めてお知らせしたいと思います!
初版は、シリーズ3/スリムスタイルの整備などをカバーするために、
2004年に発行され、これまでに約15,000部以上を販売したそうですが、
今回はスリムラインだけではなく、シリーズ1/シリーズども内容に含まれて
おり、より充実した内容となっているそうです。デザインやレイアウトも刷新され
ているようで、現在赤い本を持っていらっしゃる方も、マスト・バイ!な内容では
ないでしょうか。
■200枚を超える新たなカラー写真が追加され、合計で1,050枚を超える写真が掲載されています。
■新たに10のカラー配線図を追加しました。Ver1で掲載されていたもの以前の5つのモデル配線図も含まれます。
(TV175-S2、LI125-S1、LI125-S2、LI150-S1、LI150ーS2)
■Ver1で掲載されている内容を徹底的に要約し、再編集しました。
■最新のチューニング事情に関する情報もアップデートされ、掲載されています。
(チューニングコンバージョン、アドバンス・リタードイグニッション、アジャスタブルサスペンション、チューブレスリム)
■より詳細な情報やレストアに関するデータが掲載されています。
(フォークの識別方法、ペイントカラーコード、鍵やロック、スピードメーターに関する事など)
■オリジナルのイノチェンティーディーラーアップデートから抽出した、技術的改正情報を掲載
■素早く情報を見つける為に、目次と各章の色分けを改良しました。
■Ver.1より、56ページを新たに追加、トータル292ページの内容になり、レイアウトを刷新しました。
■価格はそのまま!だそうです。
Ver1も素晴らしい内容でしたが、今回の新刊はより素晴らしいものになりそうですね!
間もなく発売との事ですので、お楽しみに!!
版元のスクータープロダクツの他、スクーターセンターでも取り扱うそうですので、
興味の有る方はお近くのスクーターショップに問い合わせてみて下さい。
【著者・スティッキー氏について】
スクーターを専門とする、フリージャーナリスト・ライター・フォトグラファー。
Scootering誌やTwist&GO誌の記事の執筆で良く知られており、
モーターサイクルウィクリー誌などヨーロッパの二輪誌を中心に、
24年間もの間、執筆と取材を続けています。
また、スクーターとスクータリストへの偏見を変えて行くのに、
自身のランブレッタにチューニングモーターサイクルエンジンを隠して使用する等、
面白い活動もされています。
ランブレッタのチューニングにまつわる話で、気になるのが 「排気量」。
これに関してはただ単にピストン径(ボア)を大きくすれば良い。というわけではなく、
もちろんのこと、ストロークの量も関係してきます。
そこで、今回は、排気量を計算するための計算式と、
ランブレッタに関する排気量とボア(ピストン径)とストロークのベーシックなチャートをご紹介したいと思います。
チューニングやモディファイの参考になれば!
排気量(cc) = ( π x D² x S ) / 4000
π = 3.1416
D = ピストン直径 (mm)
S = ストローク量 (mm)
※注 :Sは コンロッドの長さではありません。
基本的にはランブレッタにおいては、58mmストロークが標準です。
ロングストローク化においては、60mm / 62mm / 64mmが典型的な例として挙げる事が出来ますが、
原則的にケース側にモディファイが不要なのは60mmまでで、それ以上に関しては何らかの加工が必要です。
ショートストローク化においては、54mmのストローク量が典型的ですが、
今日ではあまり使用されていません。
では、下記に標準的な排気量のチャートを挙げてみたいと思います。
58mmストローク / 52mmボア =123.18cc…….スタンダード125cc
58mmストローク / 57mmボア =148.00cc…….スタンダード150cc
58mmストローク / 62mmボア =175.11cc…….スタンダード175cc
58mmストローク / 64mmボア =186.59cc…….185/186/190ccと表現する場合も有り (※1)
58mmストローク / 66mmボア =198.43cc…….スタンダード200cc
58mmストローク / 67mmボア =204.49cc…….205cc (※2)
58mmストローク / 70mmボア =223.21cc…….225cc
58mmストローク / 71mmボア =229.63cc…….230cc (※3)
58mmストローク / 72mmボア =236.15cc…….240cc (※3)
60mmストローク / 70mmボア =230.91cc…….230cc
60mmストローク / 71mmボア =237.55cc…….240cc
60mmストローク / 72mmボア =244.29cc…….245cc / AFレイスピードでは250ccと呼ばれています
62mmストローク / 70mmボア =238.60cc…….240cc
62mmストローク / 71mmボア =245.47cc…….244cc
62mmストローク / 72mmボア =253.43cc…….250cc
おまけ
64mmストローク / 72mmボア =260.58cc…….260cc (※4)
ざっと挙げてみましたがいかがだったでしょうか?
端的に大雑把かつ、端折って表現すると(※5)、ロングストローク化はトルク型、ショートストロークは高回転型に
性格を振る事も出来ますので、これだけ排気量に関してはおおよそこんなにもチョイスの幅があると言う事なんですね。
(実際には他の部分も絡みますので、もっと、もっと幅は広がります)
また、現実的には使用出来るクランクのコンロッドやピストンが
限られているという事も関係も関係してくるのですが、それはまた別の機会に触れる事にします。
最後に、ボアアップ等の排気量の変更や、ストローク量の変更に関しては、
出来ればチューニングやエンジンの知識が豊富なショップさん/チューナーさんにご相談の上、
変更する事をおススメします!
国産車の様に精度の出ていない一部のランブレッタの社外品は、
ポン付けしてしまうと大惨事。。なんて事もありますので(汗)
※1 : 80年代にはスズキTS185のピストンを使用したチューンが流行しました。
俗にスズキ190と言われているものです(非常に難しいです)
※2 : 80年代〜90年代にかけて、ホンダMTX250200のピストンを使用したチューニングが流行、
ホンダ205と呼ばれています。現在でも人気の高いコンバージョンです。
※3 : 70年代〜80年代にかけてステージ4以降のチューニングで主流だった方法です。
※4 : 非常に現実的では有りません(汗)
※5 : 様々な要素が関わりますので、一概には言えない部分もあります。